Daisuke Maki

自分は英語・日本語ネイティブ話者であり、英語に関しては高等教育中に少なくとも基本的な文章の書き方・プレゼンテーションの仕方は体形的に学んでいます。大学では技術方面の専攻だったせいでいわゆるテクニカルライティング的な授業も基本的なところから学んでいます。

そういう背景もあるため、仕事で英語のドキュメントを添削する機会がこれまでたくさんありました。

この記事ではこれまで色々見てきたドキュメントの中で「これだけ気を付ければ英文を書くのが得意じゃなくてもぐっとよくなるのに…」という点を書き出してみました。

期待している読者層としてはこれから英語を習うというレベルではなく、すでになんらかの形で仕事向けの報告書、プレゼンテーション、公開記事等でまとまった英語を書く必要があって、翻訳サービスや辞書を使いながらある一定レベルで一応英語書けるつもりの人です。

英作文をしてみたものの、「なんか書くときに迷う…」「できあがった文章に納得いかないんだよなぁ…」みたいな人がより簡単に、よりわかりやすい文章を書けるようになる手助けになればうれしいです。

以下を読む前に:それぞれの見出しについて「(できれば)」が付くと思って読んでください。なぜならそれぞれ使ってもいい場合もあり、さらに言えばその書き方が必要な場合もあるからです。これらは絶対的なルールではなく、一般的にこのほうがやりやすいので意識するといいよ、というレベルのものです。

また今回紹介しているtipsはあくまで英作文がそれほど得意ではない人に向けて、より悩まずに英文を書くためのものなので、ちゃんとした使い方を知っている人は当然これらのルールに縛られる必要はないと思います!

tl;dr:

  • 話者を統一しよう
  • 時制を統一しよう
  • 能動態を使おう
  • ひとつのセンテンスにはひとつの事柄を書こう
  • シンプルな文章を書こう

話者を統一しよう

日本語の文章を書く際にはかなりの割合で「私は~」や「我々が~」等のSVOのSにあたる代名詞を省略しても問題ないことがあります。これをベースに英語にすると、日本語的にはこの代名詞を”I”にしても”We”にしても特に違和感がないことが多いのですが、英文を書く際は文書中の話者は統一しましょう。

つまり、”I’m writing this to explain 〇〇〇”と始めたなら、その後の話者は全て”I”で統一しましょう。途中で”We”になったり”I”になったりいったりきたりするのはNGです。

なお、”I”と”We”のどちらを使えばいいかわからない場合は基本”We”で統一で問題ないでしょう。そのほうが様々な立場を表現できることが多いからです。私は基本的には”I”は本当に私のお気持ち表明、みたいな時以外は使わないようにしています。

話者を統一することによって、動詞の活用の差を意識する必要が減るほか、単純に話者が混在することによって文章が難解になるのを防げます。

時制を統一しよう

これは海外の学校ででessayを書かされたことのある人ならみんな経験があると思うのですが、ひとつのセンテンス・段落の中では原則同じ時制を使い続けましょう。

例えば、ある段落を”We are working on….”で始めたら、その後も基本的には話者もそれ以外のことも原則現在形で進めましょう。

もちろん、過去の話をするところは過去形でいいのですが、過去の話をした段落の中でいきなり現在形に戻るとかはなるたけやめましょう。

これにはスタイル以外の効果があります:単純に時制が混ざる文章は読みにくいし書きにくいのです。なので、文章を書く際には「これはいつの話なんだ」をまず意識して、その時制の中での出来事に統一しましょう。別の時制の話は別のセンテンスにします。

こうすることによって現在の事柄と過去の事柄は違うセンテンスに分離可能となり、難解な文章を構築する必要がなくなります。

能動態を使おう

能動態ではなく受動態を使ってしまうことが多いのは日本語話者に限らないことですが、なぜか日本語話者が英語を書くと受動態の文章が多く見受けられる、というのが私の経験上の意見です。

受動態はいわゆる通常SVOという構文になるべきところを OVSに入れ替えている状態と私は認識しています。

本来であれば”I ate the pizza”となって行動を起こしている「私」が「食べる」という行為を「ピザ」に対して行っているように記述するのに対して、”The pizza was eaten by me”と、「ピザ」が「食べられた」、誰に→「私に」という順番に変わるのが受動態です。

特にエビデンスはないのですが、個人的な心証では日本語はこの受動態が比較的問題なく受け入れられる、そのせいかそれをそのまま英語に使っていることが多いのではないかなと考えています。

受動態を使うことが常に問題となるわけではありません。ただし一般的に言って受動態のほうが構文が難しいためもともと英語が得意でない方は避けたほうがよいでしょう。下手な書き方をすると倒置法も混ざっていわゆるYoda-speak(スターウォーズのヨーダ語)になってしまいとても滑稽な文章ができあがってしまうことが多々あります。

解決方法としては受動態を見つけたら、まず誰が主体の文章なのかを考えて、可能ならシンプルな能動態の文章で言い換えられないか考えてみるとよいでしょう。

ひとつのセンテンスにはひとつの事柄を書こう

英語にはrun-on sentenceという概念があります。run-on sentenceにはいくつかの解釈がありますが、基本的に1文の中に複数の事柄が混ざってしまっている状態を指します。

例えば「私は今日忙しい」は”I’m busy today”となりますが、「私は今日忙しい、それでも同僚は全員パーティーしているのは、私だけ昨日の仕事が終わらなかったからだ」をそのまま英語にしようとすると”I’m busy today, but my colleagues are all partying, because I was the only one who did not finish the work from yesterday”となるかもしれません。

この二つ目の文章が間違っているかというと、口語なら問題がない程度には間違っていません。しかしそれぞれの話題は関連性はあるものの、三つの個別の事柄がひとつの文章に入っているのが問題です。

原則として一つの文章には一つの話題のみ入れるようにしてください

前述の複雑な文章のようにいくつかの独立した話題がひとつの文章にまとめられてしまうと、それぞれの文章の関係性や、意味合いの調整のためにより小難しい言い回しをしたり、正しい接続詞の使い方を考えないといけなくなります。

このような調整は不可能ではありませんが、英語がそれほど得意でないならなおさら頑張るところではないでしょう。前述の場合、素直に三つの文章で独立させるのが吉です。例の文章は”,”を”.”に置き換えるだけでほぼ完了ですが、もう少し調整が必要な場合、文章が分かれているほうが明らかに文章を調整しやすいとそのうち気づくと思います。

また、添削や読み直しを行う場合には、ざっくりルールとして

  • ひとつのセンテンス中にカンマや広義の接続詞(and, but, because, that, therefore…)が二つ以上出てきたら黄色信号
  • 特にひとつのセンテンスの中にカンマが二つ以上出てきたら限りなく赤信号に近い黄色信号

これらの現象が文章内に存在する場合は、文章を構成しなおしたほうが良いでしょう。ピリオドで文章を区切り、センテンスを分けて構築しなおすことでわかりやすい文章になるはずです。

シンプルな文章を書こう

ここまでのトピックをまとめると、すべて「シンプルな文章を書く事を心がけよう」というところに帰結します。

話者を混ぜないのは文章をシンプルにするため。時制を混ぜないのも文章をシンプルにするため。受動態を避けるのも文章をシンプルにするため。ひとつのセンテンスの内容を限定するのも文章をシンプルにするためです。

シンプルな文章を書けば間違いは少なくなり、より基本的な構文のみで複雑な事柄を表現できるようになります。英作文が得意でない人は、シンプルな英文を構築することにより、英語そのものよりそれを使って何を表現したいのかにより集中できるようになります。

もっとエレガントな文章を書きたい!という欲求もあるかもしれませんが、それさえもまずわかりやすい文章を量産できるようになってから覚えればいいことです。まずはとにかく書きやすい文章をすらすら書けるように努力してみるとよいかと思います!

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前回の家購入と引っ越しの話に割と反響があったのでその後のレポートです。といっても本当にレポートで特に落ちはないです。あしからず。

庭は…いい。前の住人の方が残していった琵琶の木やあじさいがあるのでその辺りを剪定したり、(我が家の敷地外ではあるんだけど、とっていいとのことなので)迫り来る竹から生えてくる竹の子をせっせと掘って、3~5月の間楽しんだ。

梅雨があけてからは野菜やハーブをちょっと育ててみている。とは言え、直接地面に植えるのではなく、プランター。現在トマトとルッコラとローズマリーが育っている。

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パンを作り始めて1か月くらいすぎた。1週間に2~4回パンを焼いている。色々学びがあったので主に個人のメモとして、初心者の試行錯誤のログとしてのメモ(なので間違っていることもあるかもしれません)

分量の加減

基本のパンを作る際には元の粉の量に対してイースト、塩、砂糖の量は以下のルールで決定する

ドライイースト: 1~1.5%

塩: 2%

砂糖: 4%

つまり250gの強力粉に対して、イースト2.5~3g、塩5g、砂糖10gとなる。あとは粉の量に対して線形に比例していけばよい。

あとはパンの種類によって多少このバランスを変えていく。例えばナンやデニッシュ風味のパンを焼くなら砂糖の量が1.5倍くらいになるとか。

ハード系(水分量)の多いパンの下ごしらえ(オートリーズ)

オートリーズ(autolyse)は水分量の多い生地を扱いやすくするための手法。

フランスパンなど水分量が多い生地は捏ねるのは難しいが、ならば先にグルテンを生成させてあまり捏ねないでも十分にパン生地に強さを持たせるようにするにはどうすればよいのか、というところから出来上がった製法だと思われる

粉と水だけをまぜて、15~30分生地を休ませる。この時点で水が粉にいきわたり、ある程度のグルテンの塊ができるため、処理しやすくなる。そしてその後に塩やイーストを入れて捏ねる。

生地の混ぜ方

パン作りと言えば手をべたべたにしつつやっていくものだ!と思っていたが、実際やってみると実はあまり直接手を使って生地を混ぜたりする必要はない。ドレッジか何かでさっくり混ぜていく、という方法で十分。

もちろん後述のストレッチ&フォールドの部分や成形する段階でどうやっても手を使うところは出るので、てを全く汚さない方法というのはないが、わりとドレッジでどうにでもなる。

ドレッジは器や状況に合わせていくつかあるといい気がする。特に持っているボウルのカーブに合うドレッジがあったほうが便利そうなので、今後買い足していこうと思っている。

手でやる場合は少し水を付けては生地をさわり、また水を付けて…ってやると余計な生地が手につかない気がする。

というか、Kitchen Aidのスタンドミキサー欲しい…

発酵させてる間の処理

フワフワパンの場合は最初に捏ねてあとはイーストに頑張ってもらう、というレシピが多い。自分もパンってそういうものだと思っていた。

ハード系、ヨーロッパ系のパンの場合はわりと最初にパンを捏ねる量が少ないようだ。例えばサワードウはほとんど捏ねないかわりに、4~7時間の間1時間に一回生地を伸ばして畳む(ストレッチ&フォールド)、ということを繰り返す。リュスティックのようなレシピもだいたいこまめに30分~60分間隔で外側から中に4方向から畳むのを数回やる方式のレシピが多い。

パンを先にたくさん捏ねるのは多分皮と中身が均質になるのだと思う。対し、捏ねる量は少なくとも伸ばして畳むという方式のほうが、皮になる部分と中身に対するストレスのかけ方に違いがでてきて、皮は堅く、中身はもっちり、という結果につながるのではないだろうか(自分の想像であり、要検証)

ちなみにストレッチ&フォールド処理のほうが好き。外側の生地が伸びてキレイに中身を包んでいく様が美しい。

天然酵母(スターター)

スターターを作るのはびっくりするくらい簡単だ。

全粒粉と強力粉、水、それに様子を見て糖分(砂糖とか)を入れる、ってだけで三日ほどでサワードウの素ができる。1週間に一回餌(強力粉と水)を追加して混ぜる、という仕事さえすればずっと生きててくれる。

サワードウ自体はなかなか難しくて奥が深いのでまだ人に誇れるものはできてないけど、パン自体はこのスターターで簡単にできるので今後も挑戦していく予定。

作業台

なんだかんだ作業台は必要。今までうちには樹脂製のシートがあったのでこれをテーブルの上に置いてやっていたけど、明らかにちゃんとした板を使ったほうが効率が良い。簡単なものでも段違い。

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これまでブレッドメーカーとかを買って家でパンを焼いたりしていたが、この度「粉ものと仲良くなろう」というテーマで最近はドーナツを揚げたり、チョコレートマフィンを作ったり、パウンドケーキを作ったりしていたのだが、満を持して自分でシンプルな食事のお供のパンを焼くことにした。

なぜパンを焼くのかと言えば、なかなか日本では自分の食べたいパンに出会えないからだ。

例えば、ポンパドゥール、サンジェルマン、アンデルセンと言った大手はおかずパン、スイーツ系、そして食パンには事欠かないしおいしい。

が、これらのパンはどれもフニャフニャのいわゆるジャパニーズパンだ。これらのパンはこれはこれでうまいのだが、これを食べているといつも「きのう何食べた?」の以下の一コマを思い出す。

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Daisuke Maki

Daisuke Maki

Go/perl hacker; author of peco; works @ Mercari; ex-mastermind of builderscon; Proud father of three boys;